日本国旗と外国国旗とを併揚する場合、通常、右翼(人が国旗に向かってみれば、左手となります)を上位席として、敬意を表する国旗をそこに掲げます。
ただし、国旗の数が多いときは別で、国際慣行として、国名のABC順(国連の国名表によるのが無難です)により、向かって左側から並列しております。
運転者が職業運転手である場合と、そうでない人(自家用者の持主など)である場合とで異なります。
前者の場合、第1位の座席は後部座席の右側、第2位の席は後部座席の左側、第3位の席は前部の助手席(または後部座席の中央席)となります。
他方、後者の場合は、運転車の立場を考慮しますので、第1位の座席は前の助手席となります。第2位の席は後部座席の右側、第3位の席は後部座席の左側となります。
また、乗り降りについては、乗るときは上位者が先、下位者があと、降りるときは下位者が先というのが一般方式ですが、これは国により、また、車付けが左付け(左側通行の場合は、通常、左側につけます)か右付けか、によっても異なります。
飛行機の上位席は、機種によって異なりますが、一般に前方の右側、というケースが多いようです。また、乗降については、上位者が最後に乗り、最初に降りるというのが、国際的にも一般的に行われている原則です。
エレベーター内での上位の場所は、入って左側の奥隅(つまり、内部から見て右隅)とされております。
日本座敷では、床のある方が上位席ですが、洋室においては次のとおりとなります。
なお、応接セットの上席は、長ソファーの右側とされております。
(出典:「国際儀礼に関する12章プロトコール早わかり」外務省外務報道官/編集、財団法人世界の動き社/発行)
(連絡先 総務企画課 企画情報担当)