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日本語教育リソースルーム



「オリジナルな教室」
(運営ボランティア 土井)

リソースルームには、全国各地の日本語ボランティアさんたちが作ったオリジナルのテキストがあるということをご存知ですか?

先日、それらのテキストをパラパラ見ていて、とても興味深いことに気が付きました。それは、テキストの中で取り上げられているトピック(話題)と、その提出順序が地域によって全然違う!ということです。

たとえば、中国地方のある町で作られたテキストの1番目は「緊急事態への対応-救急車を呼ぶ-」ですし、東北のある町では、2番目に「ストレス解消法」というトピックが出てきます。珍しいトピックとしては、「キムチづくり」や「葬儀のマナー」、「酒」というのもありました。

「そりゃあ、“オリジナル”なんだから違って当前でしょ。」と言われればその通りなんですが…、では“なぜ”違うのでしょうか。

上記のようなトピックから、その教室がある土地の様子や、学習者さんの背景が思い浮かんできませんか?「ああ、ここは冠婚葬祭や伝統的な行事・風習を重んじる地域なんだろうな」、「この地域にはアジアの方との国際結婚が多いのかな?」などと、ついつい勝手な想像をしてしまいます。

そして、それらが教室の中で学習内容として扱われているということは、そこには地域の特徴や参加者の事情を大切にし、日々の活動に反映しているボランティアさんがいるという証拠ですよね。

テキストで扱われているトピックの違いからは、地域の特性や参加者の背景、教室活動の目的、そこに携わっているボランティアさんやテキストの制作者の想いなどをうかがい知ることができます。そんなオリジナルテキストを使っている教室は、きっと“オリジナルな教室”に違いありません。

もしみなさんがオリジナルテキストを作るとしたら、
どんなトピックを選びますか?

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