TOP > 日本語教室 > 日本語教育リソースルーム > みんなの声

日本語教育リソースルーム



「秋が来れば想い出す」 (リソースルームボランティア三村)


 先週山陰路を訪ねた。日中は25℃、結構蒸し暑く夏の景色だと同行の友と話したことだったが、今週の名古屋は、既にハナミズキの街路樹が秋の彩がたけなわ。まもなくトウカエデの並木も色づき始めることだろう。秋になって、こんな町の変化を追うのは楽しい。

 かつて数年勤務した赤道直下の地で、何度か現地の人から「日本には四季があってきれいでしょうね」と言われたものだ。そうはいっても毎日35〜8℃、季節といえば乾期と雨期の地域の彼らにとって、四季折々に自然が移り変わる様子を想像するのは容易でないだろうし、そういう彼らに季節の感覚を込めて伝える側にとっても難しいことだ。

 きのうも、2週間前に来日したばかりという技術研修生たちが「紅葉は何時からですか?」、「温泉は近くにありますか?」、「紅葉を眺めながら温泉につかりたい!」、「名古屋は雪が降りますか?」という。この時期やってくる研修生の定番質問といったところだが、せっかくのすばらしいこの季節、日本の花鳥風月の一端でも味わってもらいたいと思う。



戻る

文頭へ