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日本語教育リソースルーム



★ シンポジウムに参加して (リソースルーム運営ボランティア I)

12月13日、名古屋国際センター別棟ホールにおいて、TNN(東海日本語ネットワーク)主催の【日本語ボランティアシンポジウム2003】開催されました。今年は、東海日本語ネットワーク設立10周年の節目ということもあり、遠方のお客様もお招きして、行われました。

午前の部では、日本語支援をこえた活動と、そのためのネットワーク作りについて、二人の活動者の《対談》を。午後の部では、地域日本語支援活動をしている方々の《パネルディスカッション》と《歌いましょう》でした。

私は、お手伝いの関係から、午前の部を聞き逃してしまいましたので、しっかり聞いていた、午後の部について少しお話します。

午後の部は「地域日本語支援活動 −この10年,これからの10年−」という題で秋田県能代、三重県伊賀、大阪、兵庫、名古屋などで、永年地域の日本語支援を続けてきた方のパネルディスカッションでした。

それぞれ地域での、地道なボランティア活動が、行政をも動かす力になるお話は聞き応えがありました。

とくに、秋田県の最初は二人で始められた〔のしろ日本語学習会〕の話は、興味深く『日本人だからといって、日本語を教えられるとは限らない。』、『日本語を教えるという事は、ただ言葉を教えるだけではない』、『地域の人の助けは絶対に必要』などの意見は、考えさせられるものがありました。そして、『イベントや行事は外国の方に、日本の習慣やルールを覚えてもらう絶好の機会』には関心にしました。

たとえば、「花見」などは、終了後にたくさんのゴミが出ます。それをボランティアと学習者が一緒になって片付けながら、[ゴミの分別]を覚えてもらう。そして「バス旅行」は[出欠の連絡][時間厳守]などの必要性を理解してもらうことに役立つと。この方法だと日本のルールだからといって押し付けるのではなく,自然な形で,さりげなく身に付けられるのではないでしょうか。[ゴミの分別]などは、ボランティアの高校生の啓蒙にも役立っているそうです。イベントや行事をただ交流や楽しむ為だけにとどめず、賢く利用している,いい例だと思いました。

一方、三重の〔伊賀日本語の会〕では、今はイベントをほとんどしないそうです。教えることの活動が90%だそうです。以前はしていたそうですが、パーティーとかばかりクローズアップされるのが困るそうです。最近は、外国の方が自主的にイベント(料理教室・語学教室など)をひらいているから、〔伊賀日本語の会〕は日本語教育だけに専念したいそうです。イベントに頼らず、教えることの質を向上させて、魅力ある教室にする。うーん、考えさせられます。

以上は、私がもっとも印象に残った発言でした。

パネルディスカッションのあとは、吉田千寿子さんの歌いながら日本語を学ぶコーナーです。今年はバラード調の《歌いましょう》です。毎年、毎年新しい曲で感心します。〔ことばの会〕の方々の踊りあり、ペンライトありと盛り上がりのうちに閉会しました。

それから、シンポジウムでは、「ボランティア日本語教室」のブース展示もあります。TNNに参加しているボランティアグループが地域での活動の様子をパネルなどで紹介しています。ブースでは、グループのメンバーが待機していて、質問もできます。『場所やボランティアの確保』『テキストのこと』『活動の楽しさ・苦労話』など、どこのブースでも直接「生の声」が聞けます。TNNが有るとはいえ、こんな機会はそんなにありません。まだ、シンポジウムを一度も覗いたことの無い方は、来年こそ参加してみて下さい。

我がリソースも毎年ブース展示しています。今年はパソコンも持込み、活動風景の映像を見せたり、資料の検索できたりと良い感じ。パネルの飾りもクリスマスとポップです。その効果か、はたまたリソースの認知度がアップしてきたためか、リソースのブースは大盛況だったのです。食べ物の持込みも一番多いリソースのブース。まさか「おやつ」で釣っていたのではないですよね!

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