日本語教育 リソースルーム

わいわいガヤガヤ勉強会を開催しました!

2008.7.26開催 「調べて増やそう!使えるリソース」

「十人十色」 <リソースルーム 運営ボランティア>


 半年以上かけ、練りに練ってようやく開催された 勉強会。不安だらけの当日でしたが、太陽が照りつけ非常に暑い中、20名近い方が参加して下さいま した。
 はじめは、参加者同士のコミュニケーションを図 る為に簡単なゲームからのスタート。
 参加者には、こちらで設定した4カ国のうちの1カ 国の国旗を背中に付けていただき、他の人からヒントをもらって自分の国旗をあてるというゲーム。
 今回設定した国旗が、下に示す四カ国だった為 に、若干難しい!!とのご意見をございましたが、みなさん結構当たっていました。

               

 ちなみに裏話としては、上記4カ国以外にも下記の2カ国を用意しておりましたが、こちらはあまりにも有名である?為に、今回の使用は見送りました。

          

 みなさんは、これらの国旗がどこの国か分かりますか? オリンピックも近いのでお目にかかる機会があるかもしれません。是非調べてみて下さい。

 さて勉強会の話に戻りますが、今回のテーマが「調べて増やそう!使えるリソース」ということで、普段、学習者からの質問にボランティアのみなさんが、どのように答えを導き出しているのかを実践してもらい、そこで使ったツールを他の人と共有しよう!ということが、本来の目的でした。
 しかし、実際やってみると若干違った様相を呈し、わたくしたちリソースルームスタッフもかなり興味深かったです。

 今回の勉強会は、即時的返答が必要となった時どのように答えるのか、というものと時間があって意味を調べる時にどのようなツールを使うのかという状況を用意し、参加者の方に実践していただきました。
 まずワーク1・即時的対応として広告にも書いた、『「置く」と「のせる」の違いは?』という学習者からの問いに対し、みなさんがどのように答えるかをグループで話し合ってもらいました。学習者に対する答えとして、実際動いてみせるという方や、電子辞書の意味を拾って言う方、次回までの宿題!とする方など様々でした。
 その上、話合いの時間を長めにとった為、「のせる」という漢字はどの漢字を当てはめるのか、「置く」より「のせる」の方がモノを丁寧に扱っている感じがする、「のせる」を使う時は重いモノなどの語彙論にまで発展するグループがあり、非常に興味深かったです。

 休憩を挟みワーク2は、順番を違えた5つのお題カードをそれぞれのグループに渡し、時間内で最低2つは、全員で調べてもらうという作業をしていただきました。
 今回用意したお題は、以下です。

   1.楽しい/おもしろい    2.とても/ずいぶん    3.帰る/戻る 
   4.助ける/手伝う      5.ずつない

 今回4グループに分かれ作業をしていただいたのですが、作業が始まると、この4グループが全く異なる行動をとりました。全員が一斉にリソースルームから持ってきた資料に向かうグループ、全員が額を集め手持ちの電子辞書の意味を上げ話し合うグループ、携帯電話のサイトで検索する人あり、自分の知っている意味をあげる人あり、資料を漁る人ありのグループ、半分が資料を調べ、残りの人が発表用の模造紙作成をするグループ、と。
 検索用にパソコンもリソースルームに用意していたのですが、結局使用したのは1グループのみ。

 また発表の仕方も4グループとも異なり、お題5つ全てを調べたグループや、絵を描いて説明したグループなど様々でした。

 先ほども書きましたが、今回の勉強会はリソースルームボランティアの私たちにとっても非常に興味深いものでした。なぜならば、今回の勉強会は参加された方が言葉の意味を調べて、その調べ方を他の皆と共有しよう!という主旨でしたが、調べる事より、それぞれが言葉をどのように使っているのか、どんなふうに使っているのかを話し合うグループが多かったことが非常に興味深かったです。
 確かに、現代のようにモノがあふれ、インターネット環境が整った時代では、手元に言葉の「意味」を知る方法はいくらでもあり、そこから導き出されるものは、どれも大差ないです。
 違うのは、その「言葉」を使う人のその「言葉」に対する解釈であり、使用する状況・環境です。
 生活環境や年代が違う人が、一つのことばに対するそれぞれの解釈を語り合うことが、どれほどおもしろく、興味深く、意義深いのかを、今回の勉強会で知ることができました。
 また、改めて『言葉は生きもの』であることを実感しました。

 今回のような勉強会は、皆さんの参加しているグループ内でも出来るものだと思います。
 例えば、学習者から聞かれ答えたものの自信のない言葉や、本当にこの意味でよいのかと悩んでいる言葉を、思い切って同じグループ内の他の人に聞いてみては如何ですか。
 もしかしたら、自分とは異なる使い方をしていたり、自分では思いつかなかった使い方を教えてくれたりするかもしれません。

 最後になりましたが、今回猛暑日の中、勉強会に参加していただきました皆様方、この日の為に色々と準備やアイデアを出してくださったリソースルームスタッフ、そして事務局の方、本当にありがとうございました。
 またいつか、勉強会でお会いできる日を楽しみにしております。


*この勉強会で、役立つ!書籍ウェブサイト! まとめてみました。
(十人十色:リソースルーム運営ボランティア)


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