TOP > 日本語教室 > 日本語教育リソースルーム > リソースルーム・ニュース > 2004.5.17更新

日本語教育リソースルーム


★ 「あかさたなのオリジナルテキスト作り」勉強会を開催しました。
3月27日(土)14:00〜16:00
リソースルームの勉強会報告

◆あかさたなのオリジナルテキスト作り
(講師:あかさたな 浅井さん)
1. ALOEの成り立ち
2. 「あかさたな」のテキストの出来方
最初は手書きのプリントを使つていた。
ボランティアの間で、プリントを集めテキストを作ろうという話がでた。
これまでみんなが作ったプリントを集めて会話うぃ中心に作ることを決め、
プリントの中身を取捨選択して、第一版を作成した。
3. 出来てからの動き
@
テキストを使って授業
A 反省会
毎回必ず行う、良かった点、悪かった点をみんなで報告し、  テキストに反映できる点は、反映して行く。
B 期の終わりなどに反省会の内容をまとめ、次のテキスト作りの為の話し合いをする。
C 新しいテキストを作る

「あかさたな」には、
Aグループ:全く日本語がわからない
Bグループ:少し出来る
Cグループ:中級レベル
Dグループ:上級レベル(会話に困らない)
の4グループあり、次のテキスト作りの話し合いを全体で行って
いたそうですが、全体で話し合うと、レベルの違いなど、うまく
話がまとまらないことが多くあったそうです。

そこで、次のように手順を追加して改善したそうです。
4. 今の動き
@ テキストを使って授業
A 反省会
毎回必ず行う、良かった点、悪かった点をみんなで報告し、テキストに反映できる点は、反映して行く。
B 期の終わりなどに各グループで新しく検討会を設け、
反省会の内容をまとめ次のテキスト作りの「たたき台」を作る。
C 「たたき台」を元に、みんなで話し合い良い点を取り入れ  改定を加える。
D 新しいテキストを作る
5. 新しい問題が…
この手順では、各グループ間の連絡が密に取れず、教える内容が相互に
重なり合うという問題が出ました。それを改善する為に、
4月 9月 1月
Aグループ


Bグループ


Cグループ


Dグループ


このような表を作成し、全体のスケジュールと教える内容を一覧にして、1枚にまとめました、これがあれば、ボランティアが、今回は何をすれば良いか1目でわかるようになり、うまく改善されたそうです。
6. オリジナルテキストの良い点について
オリジナルは書き込みスペースが多い
どこからでも入れるように配慮して作っている。
 (前の方の理解が無くてもそのまま参加出来る)
オリジナルは薄くて学習者が気軽に取り組めることも狙っている。
7. 反省会と授業記録について
反省点を毎回記録することにより、検討会の資料が出来る
記録を続けることにより日本語が変わってきていることがわかる。
 (例として、電話応対、今はほとんど携帯電話ですから、受け答えも変わっているという話がありました。)



◆名古屋市国際センター日本語教室(NIC)のテキスト作り◆
講師:NIC日本語教室 板倉さん
「NIC日本語かいわきそ」を作った時の話
学習者の不満がどこにあるのか???
教えるボランティアが「コロコロ」代わる点にある。テキストが決まっている事で、
ボランティアの教える内容に統一感が出来て、少しはその不満が解消される。
NICボランティアでテキストを作ることを決め、テキスト会を発足
テキストを作る時点で決めたこと
NIC日本語教室の時間割(毎週日曜)
10:00 基礎 会話1 会話2 漢字1
12:00 基礎 会話1 会話2 漢字2
14:00 基礎 会話1 仮名 サロン
対  象:工場で働いている人(会話1)
場面設定:場面シラバス
到達点 :会話1クラスのレベル、学習者が職場、日常生活でコミュニケーションが取れるようになる。
テキストが出来てから、会話1クラスのボランティアに対し教え方勉強会を開いて使ってもらう環境を整えた。



参加者皆さんの使っているテキスト
広瀬さん
「みんなの日本語」
三村さん
(ことばの会)
「みんなの日本語」だが、ボランティアが各自選んでいる。
サバイバルのクラスは「NIC日本語 かいわきそ」
高橋さん
(プラザ日本語教室 金曜昼)
テキストは無し「絵で学ぶ日本語マスター85」を使っている
今の学習者は全く日本語が話せないので、自分で描いた絵を使っている。
長浜さん
(にしにほんごのかい)
全く日本語が話せない人には「NIC日本語 かいわきそ」、絵カード、数助詞の表など
大木さん
(プラザ日本語教室 金曜夜)
検定者には公文式の漢字ドリル(4年生)を使っている。
上級者には、日経新聞のコラムなど
松浦さん
(南日本語教室)
せいかつ日本語(文化庁)
三石さん
(プラザ日本語教室 金曜昼)
「みんなの日本語」「NIC日本語 かいわきそ」
学習者が持ってきたテキスト(上級者は指定する人もいる)
金木さん 「みんなの日本語」「新日本語の基礎」+「副教材」
ほとんどの方が「テキスト」+「副教材」の組み合わせで教えている


参加者皆さんの感想など…
(アンケート結果等 まとめ)
オリジナルテキストは、ボランティアのクラスでもマンツーマン、
 小グループタイプの教室で有効に使えるのではないか。
オリジナルテキストは使う人が限定されそれぞれに作り直しが必要だと感じる。
市販テキストは冗長部分が多い
市販テキストは教え方ガイドなどがあり、ボランティア間の能力の差を埋めることが
 出来る。

<場外> ●文法用語の使用の是非ついて●

文法用語を使って教えるかについて、みなさんの意見がちょっとでました。
ボランティアの教室で週に1回日本語を学ぶことと、毎日教室で勉強することは、
当然、日本語が必要である背景、動機が違う。
そういった点では、文法用語を使い教える必要は必ずしも無いのでは?
でも、中上級では、文法用語を必要とすることもあるでしょう。
しかし、これはボランティアが知らなくても良いということでは無くて、
ボランティアは知っておく必要があるでしょう。



場所:あいち国際プラザ 2階 研修室2

戻る