【STAFF TALK(第277回)】

先日、本屋さんをぶらぶらして目に留まったのが『翻訳できない世界のことば』。おしゃれな挿絵とともに、そのことばでしかうまくニュアンスが伝えられない世界の単語が載っています。ポルトガル語の「SAUDADE(サウダージ):心の中になんとなくずっと持ち続けている、存在しないものへの渇望や、または、愛し失った人やものへの郷愁」。韓国語の「NUNCHI(ヌンチ):他人の気持ちをひそかにくみとる、こまやかな心づかい」。タガログ語の「KILIG(キリグ):おなかの中に蝶が舞っている気分。たいてい、ロマンチックなことや、すてきなことが起きたときに感じる。」など。どれも共感できる繊細で素敵なことばです。日本語は4語紹介されていて、「KOMOREBI」「BOKETTO」「WABI-SABI」「TSUNDOKU」。「木漏れ日」と「わびさび」は、よしとしましょう。「積ん読」は微妙。「BOKETTO」って何?ページをめくると「何も特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち。」あぁ、なるほど。「日本人が、なにも考えないでいることに名前をつけるほど、それを大切にしているのはすてきだと思います。」というコメントに納得しました。さて、2016年もあと少し。今年はどんな1年でしたか?世界はなんだか大きく揺れているようですが、2017年がどうか平和な年でありますように。たまには、「BOKETTO」する時間も持てるといいなぁ。皆さまもどうぞよいお年をお迎えくださいね。(R)

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